2014年3月18日火曜日

実験

最近は一部を除いて去年とは違う有機物を使ってお米を作るため、色々な方法を試しています。
昨年は一部農協へ卸す現金収入のための農薬・化学肥料をつかった慣行農法と半分以下とは言え農薬・化学肥料を使った減農薬米といわれるもの。
前年度までは減農薬であった圃場・耕作放棄地での無農薬・無化学肥料による合鴨農法をしました。
さらに一段階上がって苗を作る段階でも有機物・微生物にたよった苗作りを今年はします。
初めてのことが多く、これでやりなさいと言う方法も数多くあり、そのまま引き継げるやり方もないながら今年のお米をより食べてもらいたい、しかも美味しく、たくさん作れるように動いています。
本番に向けて良いと言われること、出来ることを試しています。
より病気に強く、種の充実をはかるために塩水選という塩により、実の充実度を選びます。
なるべく良い種をと言うことで、ほとんどなくなります。
 塩水も濃度があって、今日は厳しめで1:1.15なので、水20リットルに塩4.6キロを溶かしました。
 卵を使って濃度を確かめます。濃度計を持っていないので。
だいたい五百円玉くらいです。
卵が横に浮くってほんにはかいてあったのですが、最初縦に浮いたのでもう一つ浮かべたら横になりました。
個体差があったみたい。
 で、種籾を入れてぐるぐる混ぜます。
ちょっと多すぎたのか、塩水が足りなかった気がします。
やっぱり40リットル、9.2キロで次回はやろうと思いました。
浮いた籾をすくい取ります。

 しづんだ種籾は3分の1くらいになってしまいました。
シビアだ。
っていうか、今年のうちのお米はまだまだです。
買って戴いた皆様ありがとうございます。
今年はさらにがんばってまいります。
と、気を引き締めました。
 選抜が終わったお米を水で良く洗います。
このあと、種籾についている菌を60度のお湯に10分間つけて殺菌します。
やったのですが、脱水機に掛けても温度が低い種籾をおゆにいれるのと、まだまだ寒いのとでどんどん温度が下がります。
たし湯をしながらで写真を撮れませんでした。
2人でやってもてんやわんや。
で、無事出来ました。

 これは中古で購入した播種機。
この黒い箱に床土と言われる土を入れて水を掛けて、塩水選/温湯消毒した種籾をまいて覆土します。
が、はじめても機械・去年は手で床土を入れ、手押しの機械でざらざらと種を蒔き、土を入れました。去年の光景↓

で、一時終了。
今度は田んぼ。
こっちは実験ではないけどたんぼの端っこ。
水をためておくためにまわりを囲んでいる少し高いところ=畦(あぜ)をつくります。
畦塗り。去年も塗ったのだけど、ここは鴨に壊されたので塗り直し。
モグラが壊したり色々な理由もあります。
今年はやっと晴れたのでやっと畦塗り。
また明日も雨だというのでなかなか進まない。


そんな毎日。すこしづつ。

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