2013年8月3日土曜日

何にもはじまってない。農薬、化学肥料

就農するために農業普及員さんにおせわになっているのだが、先週田んぼにいもちという稲の病気が見つかりました。
なにせ農業一年目でどれぐらいのペースでどれぐらい酷くなってなにがいもちかとかわからない。
このままだとまわりの田んぼに迷惑かけることも、今年の秋から有機農業に転換するのにも来年に関わるというので、しぶしぶ農薬を撒きました。
師匠の農法を引き継いでいるため減農薬とはいえ化学肥料、農薬を使っています。
今まで知らずに食べてきていたのですがどうなんでしょう。
畑をいじりながら、草を刈りながらまたそんなことを考える日々。
行き詰まっているのか、疲れているのか。
慣行農法は収量を得るために密植で農薬を使って病気や害虫を殺し、栄養として化学肥料をたくさんあげて大きな粒を作る。
なんだろう。
むなしい。
疲れるし。農薬まいたりするなら草かってたほうが気が楽。
腕が疲れて手が動かなくても。
やりたいこと。それは食べて欲しい人に自分の労働に対する価値と内容に納得してもらえるかということ、自分がどのレベルで生活したいのかそれを話していける環境を作ること。
どれだけお金が必要で、どれだけ働けるのか。
TPPがいろいろ騒がれていて、個人でやっていくのは世界が相手だから無理という。
儲からなきゃやる意味がないのだろうか。
うちの家族四人が生活できて、それなりに娯楽習い事教育費生活費をまかなえるにはどれぐらい必要なんだろうか。
それらすべてをまかなえる金額を計算しなくては。
その中でどれくらいのものが作れるか。
贅沢はいくらしてもしたりないだろうけど、そんな暇はない。気がする。
それもきれい事か。
農業の集約ではなく、各個人が自分の農家を持つと良いのではないかと思った。
そんな関係が作れたら良いな。
きっとうちはお米で20家族に年間食べてもらえれば生きていけるかもしれない。
お米だけの話になってしまうかな。
野菜は少しづつ。
納得いったお米が出来てからの話かな。
未来は続く